手段が目的とすり替わっていませんか?
お店での作業は、商品補充もおたたみも、演出もお掃除も全部、お客さまに喜んでいただくという目的のための手段なのに、手段が目的になってしまっているんです。
頑張っていると言うお店ほど目的と手段がすり替わっている。だから頑張っても売れないんです。頑張るだけで終わってしまうんです。
でも、スタッフが作業に頑張ってしまう気持ち、僕もわかります。今は、なかなか採用できない慢性人員不足、経費削減のあおりを受けて、一人三役は当たり前、五役、10役と仕事をこなさなければ乗り切れない状況です。
ディズニーランドのようにお掃除する人はお掃除、商品を補充する人は補充だけという作業分担がされているところなら話は別ですが、普通のお店ではそうもいきませんから頑張らざるを得ない。それに作業自体、とても大切な仕事です。避けて通れるものではありません。
要は作業のやり方です。それをほんの少し変えるだけで、作業をしながらでもお客さまに気づくことができるようになります。(後ほど詳しく説明いたします)
気づいて初めて、お客さまにアイコンタクトしながら笑顔を向けることができるのです。販売スタッフから先に笑顔を向けなければ、笑顔の力も半減してしまいます。
そして、「Be relax!」 大切なのは、頑張ることよりリラックスすることです。リラックスしている時の方が「気づき」が早いんです。
第一、笑顔は頑張ってするものではありません。頑張ってつくった笑顔なんて不自然だし、怖いです。お客さまだって後ずさりしてしまうでしょう。
お客さまとの距離を縮める笑顔こそが、本当の笑顔です。
お客さまが笑顔になれば、自分も笑顔になっちゃいます。