マスクを好む日本人
マスクは新型コロナウイルスの予防に効果があるのだろうか?
風邪をひいている人や咳や痰のでる人は、エチケットとして必ずつける必要があるのは当然だが、国内各地でマスクの売り切れが続いているこの現象は異常としか思えない。
マスクの効果について調べてみても、風邪の症状のない人はマスクをしないよりした方がいい程度であり、マスクがなければあまり気にせず、手洗いと睡眠をしっかり取り体調を整えることに重点を置くべきであると考えます。
マスクの効果性の検証は、かなり難しいらしい。
感染のリスクを避けるべき人は、持病を持ったお年寄りやウイルスに感染しやすくなっている妊婦さんはつけるべきであり、その人たちにマスクを届けるためにどうするかを優先すべきと考えます。
私の本業、人間を対象としたサービス業の話であるが、マスクしていると確実に笑顔は伝わりにくいことと、もてなすという心も伝わりにくいという事実です。さらにコミュニケーションも取りにくい。
接客サービスの笑顔度調査でも、マスクを一人でもしていると店の雰囲気はマイナス点。笑顔のない企業とマスク着用率の高さは比例します。
マスクの着用率の高い職場は、人間のいらないAIとロボット化の時代が加速するだろう。SF映画ではないが、AIによる人間へ宣戦布告かも。
いま、新型コロナウイルスの出現一ヶ月でマスクの認識が変わった。当初は「申し訳ないが安心安全のためにマスクをさせてください」から今は、マスクをしている接客が当たり前に求められている。マスクをする目的もわからず、ただ安心だからだけでマスクをしている日本人が多いこと。
マスク着用すると、確実に人間らしい感情は伝わらない。人間関係が苦手で、マスクに引きこもる人が増えるだろう。
新型コロナウイルスの恐怖は、近い将来解消できるでしょうが、マスクに引きこもった日本人の心はなかなか回復するには時間がかかるだろう。マスクを好む日本人とマスクをしないアメリカ人とは対極にあるようだ。アメリカの最先端の医療専門の疾病予防ガイドには、マスクという単語は存在しない。
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