鼻は天然のマスク③
厚生労働省は、屋外でマスクの必要のない場合は、マスクを外すことを推奨しています。
しかし、巷を歩く人からマスクはなくなりません。
ウイルス対策の世界基準、WHOの指針は、「マスク着用には一定の効果あり。1番の意義は、感染者の咳やくしゃみによる飛沫が周囲に飛び散ることを防ぐこと。飛沫感染以外、空気感染や接触感染に対して、必ずしもマスク着用は感染予防にならない。
大切なのは、こまめな手洗いである」と世界に発信しています。
私は、常にマスクを持ち歩き、状況により付けたり外したりしながら生活をしていますが、
いま未知のウイルスより怖いのは日本人だと感じています。
前回までのお話は、マスクを着用すると口呼吸になりやすくなる。
口呼吸はデメリットだらけ・・・。マスクは注意して使いましょう。
続きをお話しします。
笑顔コンサルタントを一筋に30年、800社、10万人以上に笑顔の指導をしてきました。その中で一つの真実を見つけました。
「笑顔」=「口角を上げる」だけで「鼻呼吸」になりやすいことです。
口角を上げる呼吸法を「笑顔呼吸」と名付けました。
ただ、口角を上げるだけで効果あり。
鼻の穴が一番大きくなるのは、どんな時だと思いますか?
答えは、笑っている時です。
その関係性を発見した時は、心がトキメキました。笑顔バカでないと気付きませんね。
大笑いしている時や微笑んでいる時は、誰でも鼻孔が開いちゃいます。笑顔になり、口角が上がり、頬の筋肉が盛り上がると、それにつられて鼻の穴も横に広がります。その時、鼻孔から空気が取り込みやすくなります。
鏡の前で「和み笑顔」になってみてください。穏やかな表情は、自然と鼻呼吸になりやすいんです。
笑顔呼吸=鼻呼吸の最大のメリットは、免疫力がアップすることです。鼻呼吸でウイルスや感染症、インフルエンザなどをブロックします。
鼻呼吸は口呼吸に比べて空気の通り道が狭く、体内に取り込まれた空気はゆっくりと温めれれて35度〜37度ほどになり、肺に届けられます。人間の1番の弱さは、脳の温度が41度以上になると生きられません。鼻の奥の鼻腔は、エンジンを冷ますラジエターににています。脳の温度を調整しながら快適な温度を保ちます。体全体に血液を通して酸素を行き渡らせます。
鼻水は1日約1リットルも分泌されます。その7割が鼻を通る空気を加湿することに利用されます。鼻水を取り込んだ空気で湿り気を与えることで、体内に入る空気の湿気は90%以上に高めれれます。
鼻呼吸は空気をきれいにする役割を持っています。ホコリやウイルスが体内に侵入するのを防ぐのが、鼻毛、鼻粘膜に生えている微細な繊毛と粘液層が細菌やウイルスを捕獲します。鼻から入った空気は、多くの異物が除去されて、空気清浄機から放出された空気のように気管支や肺に直接取り込まれます。
なぜ、鼻の穴が2つあるのか知ってますか?
二つある方が表面積が増えて、より多くの異物を粘膜に付着させる効果があると考えられます。
<続く>
この記事が気に入ったら
いいねしよう!
最新記事をお届けします。