脱マスク論争
最近、脱マスク論争を取り上げるマスコミが増えた。
二年以上続くマスク生活からマスクのない生活に戻ることができるのだろうか。
あなたはどう感じていますか?
マスク着用には長所と短所がある。
ブログでもマスク笑顔は度々提案してきた。
私自身、二年以上にわたりマスクを着用するのが当たり前の生活をしている。着用の理由は、一に安心感、二に、しないでもいい環境になっていない、三に他国のような法的な規制やガイドラインがない。結果、確固たる信念もなく同調圧力と称されるものに流されている。コロナを感染させない相手を思う気持ちの表れでもある。自分が嫌だなと感じることはしないのが日本人のエチケット。
政府の見解は、屋外で周囲の人との距離が離れていて、会話のない状況ではマスクを外してもいい。
マスコミによく登場する感染症の専門家も同じ意見である。
日本では、マスクをするかしないかは個人の問題であり、自由であるが、しっくりしない。忖度や曖昧さは日本のいい点でもあると感じているが、緊急事態での責任の所在がまったく不明で、政治家や官僚のいい加減さを感じる。それでも素直な国民は従っている。コロナ禍で決められない、方針がでない国だとつくづく実感した。
海外では、脱マスクの動きが加速している。
日本との違いは、法律として怖いくらいの徹底力。曖昧さはない。アメリカ、フランス、イギリスでは、ほとんどの人がマスクを着用していない。電車などの公共交通機関でもマスク着用義務が撤廃された。航空機の機内でもマスク撤廃(病院を除き)韓国でも、二週間前に野外での着用義務が撤廃された。データは嘘つかない。マスクをしてもしなくても感染者数は減少している。日本でもデータはあるのだろうが、都合のいい情報しかマスコミは国民に伝えないようだ。
東京地裁でコロナ禍の営業時間を短縮する東京都の命令は違法という判決がでた。
飲食大手のグローバルダイニングは、時短営業の命令は違法であると東京都と争った。結果は、命令は必要であったとは認められず「違憲」東京都は負けた。小池都知事は、専門家の意見を聞いて命令を出したので間違いないと平然と答えていた。当事者意識なし。日本の政治家は責任感や中心者意識の欠如を感じる。早急に正しいデータを公開すべき。
たかがマスク、されどマスク。
マスクしていては、どんなにいい笑顔でも伝わりにくい。日本人はコミュニケーションが苦手である。人間関係で悩み自殺に追い込まれる人も多い。笑顔の出やすい環境や技術、サービス精神が旺盛で一生懸命接客しても、残念だがマスクをとると別人に感じてしまう。理由は、人間の進化の歴史にあるようだ。そもそも人間の顔の原型は口から作られ、生命に大切な部位が口元を中心に集まった。顔は、初めに口ありきである。口元を中心にした動きで赤ちゃんは学び、大人になっても喜怒哀楽の表情を判断する。
鼻は天然のマスクである。
笑顔の専門家として訴えたいのは、ウイルスはなくならない。人類はウイルスと共存してきた。共存できたのは、鼻という器官が天然のマスクとして免疫を高める役割を果たした。いま、マスクをすると鼻呼吸がしにくく、口呼吸になりやすい。口呼吸は、とても危険である。