『社長』の本気度を問う
会社のトップが本当に接客を重視しているか?
お客さまと幸せを分かち合えるような雰囲気づくりをしようとしているか?
笑顔が出やすい気持ちの良い職場づくり、その根本を作るのは社長の仕事です。
会社が従業員を大切に思えば、大切にされた従業員は関係先やお客さまを大切にします。経営者はそうした環境を作って、従業員が楽しく仕事がでいるようにする「係」なんじゃないかと僕は思います。
仕事をしている従業員を最高のお客さまとして大切にし、トップから現場までトータルに笑顔の関係を作ること。そうした温かい関係、雰囲気が必ずお客さまにも伝わっていきます。
最近は、従業員による内部告発を機の窮地に追い込まれる企業も多々あります。
「人を大切にする」という理念なき企業は滅びる時代になってきたということです。
サービス風土づくり
最近が非接触の接客が目立つようになりました。
タブレットで注文してロボットが配膳する方式や無人のセルフレジも増えました。だからこそ、心の通う人間らしい接客が求められています。しかし、お店をリサーチすると、経営者は口だけのようです。「笑顔が大事」と言いながら、お店や職場から笑顔のシーンがどんどん消えています。これでいいのか!
僕が経営トップの方に「笑顔が体質になるまで継続してやり切ってください」というのは、笑顔を一過性のスローガンで終わらせたり、単なるブームや手法として取り組んでほしくないからです。時々いらっしゃるんです。笑顔づくりをテクニックだけ取り入れる経営者が。流行のビジネス手法が出るとすぐに飛びつき、そのブームが去るとまた飛びついて・・・結局、中途半端になる。お店はスタッフ数は少ない。最低人員で回しているので、ますます忙しくなって笑顔が消えてく。これじゃあ「サービス風土づくり」なんて一生かかっても届かない話です。
笑顔は体質、風土として根付くまで必ずやり続けることです。
そうすれば売上げも必ず結果が出ます。笑顔になるシステムが根づけば「笑顔保証」のお店になります。従業員やお客さまも幸せになります。幸せを分かち合える企業になるはずです。そのためには、経営トップ自らが率先してやり続ける姿勢が不可欠です。