小手先では『笑顔』はつくれません
さて、ここまで読まれた方はなんとなく笑顔のパワーがわかってきたような気がしませんか?
問題は、どうすれば自然な笑顔ができれかーーですよね。
「えっ、笑顔って簡単にできないですか?
さっき難しいてくにっくは何もないって書いてありましたよね?」
そう、いらないです。頑張らなくてもいいです。と言うと、ひたすら売り場でニコニコし始める人がいるかもしれませんが、それじゃあ三日もつかなあ・・・ちょっと心配です。
というのも、難しいテクニックはいらないかわり、本当の笑顔が生まれるための「しくみづくり」が必要だからです。小手先ではダメと言うことです。
しくみづくりというのは、家づくりにたとえるならば「土台」「基礎工事」とでも言うんでしょうか。最初にこれをしっかりやっておかないとどんな立派な家を建てても倒れてしまう、ベースの部分です。
特に、会社全体で笑顔の風土をつくろうと思ったら、ここをしっかり固めること。
「しくみみづくり」こそが、笑顔パワーを最大限に発揮する近道です。
みんなが笑顔になれるような働きやすいショップ環境から企業理念そのものの見直しまで含まれるのが、僕が考える本当の笑顔づくりだからです。
それにはまず、企業のトップが次の三つを大切にしているかどうかがポイントになります。
1、従業員が接客にやりがいを感じるほど、理念としてお客さまを大切にしている
2、顧客満足(CS)の前に、従業員満足(ES)を考える
3、笑顔が大切になるまで継続してやりきる=サービス風土づくり
社名だけ、「ジャニーズ」から「スマイルアップ」に変更しても、笑顔はつくれませんね。