【店長】の感受性
AIの進化に負けるな、人間力を高めよう。
サービス風土を形成するためには、お客さまやスタッフに対する店長の感受性が問題になってきます。スタッフの人生観や価値観に触れてはいけないと思ったり、プライベートに口をはさむのをタブー視したり、本音は聞けないだろうとあきらめていたのでは、主体的に働こうとするメンバーの力を引き出せません。サービス観の共有や組織の活性化はほど遠いものになります。
店長は、お店の現状をしっかりと把握し自分自身のサービス観や人生観を積極的に表現することが必要です。もっと自信を持って自己主張すべきです。店長の価値観を大切にして欲しい。こうした動きを通して、初めて信頼関係が生まれ、仕事の喜びやサービス観の共有が生まれてきます。行動する前から、失敗を恐れてはいけない!
一人一人がそれぞれの問題を抱えながらサービス観という糸で結ばれ、ともに活動していく中にこそ、真実の活性化があるのではないでしょうか。日本の文化や経済を牽引してきた小売業、特に百貨店や専門店の衰退は、サービス観という理念が共有できなくなってしまったことが、一番の問題点だと思います。
接客活動はコミュニケーション活動です。コミュニケーションは人と人との間の、言葉と感情と行動のキャッチボール。決して一方通行では成立しません。打てば響く関係づくりが基本です。相手の目を見て、相づちをうつ、うなづくなど、笑顔を投げかけるから笑顔が返ってくるんです。