笑顔の法則㉙ 門川式 笑顔づくり
コロナ禍で大きく時代が変化したが、変わらないこともある。
相変わらず日本人は笑顔が苦手である。理由は、いい顔を作ろうとするから笑顔がでいない。頑張って笑顔を作るのではなく、自然にできちゃうのが笑顔である。
新型コロナが猛威を振るう前の話であるが、笑顔コンサルの仕事をする前に、笑顔診断をする。わかりやすいように職場環境をを簡単に指数化してきた。笑顔の職場は、一人当たりのマスクの着用率が明らかに低い。笑顔の苦手な職場は、仕事の内容に関わらずマスクで顔を隠す人が多い。この特性は、新型コロナウイルスの脅威が薄らいだアフターコロナ時代になっても、マスクの着用がなくならないだろう。
サービス業のスタッフを指導する時、「お客様の心が開けば、財布も開く」と熱く語ってきた。顔は、たびたび嘘をつく。マスクで顔を隠してのコミュニケーションは、お互いが笑顔になりにくい。。笑顔が伝わらない。顔を隠していては、自分や相手の心も見えにくいからである。人間の目では、微妙な顔の変化を識別しにくい。しかも、マスクを着用すると、目だけしか見えない。顔の筋肉の微妙な動きは、目元より口元の動きが理解しやすいのだ。
笑顔のある職場は、コミュニケーションが密になり、仕事の生産性を高める効果がある。アフターコロナ時代は、危機的な求人難である。笑顔なき仕事や安心安全分野の仕事は、ロボットに任せればいい。いま、AIの進化は止まらない。人間がロボットのように感情がなくなり、ロボットがAIの進化で限りなく人間の思考や行動に近づいている。
人間らしい笑顔にこだわりたい。スタッフの人間らしい笑顔が、ビジネスの差別化戦略になる時代である。笑顔なき企業は滅びる。
門川式 笑顔づくり
1、アイコンタクトを意識して、行動する
目が合うと脳から快感神経を増幅する。(ドーパミン、オキシトシン)
2、笑いを伝染させる
アイコンタクトとセットで笑顔にする。
笑いから笑顔へコミュニケーションの強化。(ミラーニューロン)
3、吐く息を意識して副交感神経を刺激する
呼吸を整え、リラックス。(セロトニン)
4、顔の筋肉を動かし、血流をよくして脳を冷ます(わりばしストレッチ)
5、楽しい雰囲気を共に味わう(ハッピー体操、笑顔のキャッチボール)