【脱マスク】マスクを外せない日本人
脱マスク活動、具体的に進行していますか?
Googleで「笑顔」の検索数は、コロナ前の2020年2月は3億2000万件ありました。多いときには4億超えていましたが、
2023年2月末では、1億8400万件に激減しました。コロナ禍で笑顔に関する情報が少なくなった指標です。
5月8日から「2類」から「5類」に引き下げ、季節性インフルエンザと同じ分類にすることを正式に発表しました。
屋内、屋外ともマスクについて個人の判断に委ねられましたが、政府の方針のように、日本人は動かないです。
どうしようかと迷っている方々は、コロナ禍前に日本人の笑顔について触れたブログがあります。
長文ですが、読んで欲しいです。
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アフターコロナ時代がスタートして、初めての卒業シーズンを迎えています。
生活習慣をもとに戻すには、現場はかなりの苦労を覚悟しなければなりません。
日本人には、目的と手段がすり変わり、混同してしまう悪しき癖があります。
先日テレビで高校生の卒業式のリハーサルを放映していました。インタビューで生徒の意見に驚きました。
「三年間 仲間の顔を見たことがないということです。今さらマスクを取り、顔を見せろと言われても困ります・・・。」
マスクで顔だけでなく、心まで見えなくなってしまったようです。
マスク着用の目的は何か?
長所は、新型コロナウイルスの感染リスクを予防するという点でした。
短所は、口呼吸になりやすいことと、コミュニケーション能力の低下です。
本来、動物の呼吸は人間を含め鼻呼吸です。口呼吸をしているのは哺乳類では、人間だけ。
口は物を食べるためにあり、鼻は呼吸をするためにあるんです。
鼻で呼吸をするのは、重要な意味があるんです。
鼻呼吸の長所を整理してみましょう。
マスクは、鼻呼吸の長所を代行します。
1、温風効果
鼻呼吸は、口呼吸と比べ空気の通り道が狭く、体内に取り入れられた空気はゆっくりと温められて、35~37度くらいになり肺に届けられます。マスクをすると身体が温まります。
2、加湿効果
鼻水は、1日約1リットルも分泌されていると言われます。その7割が鼻を通る空気を加湿することに利用されています。鼻水を取り込んだ空気で湿り気を与えることで、体内に入る空気は90%に高められます。メガネをしている私は、加湿でレンズが曇るのを実感しています。
3、空気清浄効果
鼻は空気をきれいにする役割があります。ホコリや細菌が体内に侵入するのを防ぐのが鼻毛、鼻粘膜に生えている微細な繊毛と粘液層が細菌やウイルスを捕獲します。鼻から入った空気は多くの異物が除去され、空気清浄機から放出された空気のような状態になって気管支や肺に直接取り込められます。
マスクは、鼻呼吸の長所を代行する便利グッズですが、知らないうちに、目的と手段が入れ替わり、マスクという道具だけが一人歩きしているのが日本の現状です。あくまでも鼻呼吸を応援する手段であることを忘れてはいけません。
マスクの長所も使い過ぎると短所になります。
例えば、マスクをすると口呼吸になりやすくなります。
口呼吸をすると唾液が少なくなり口の中が乾燥します。唾液の量が減るからです。
乾燥すると細菌が繁殖しやすくなり、口臭や虫歯の増加、死に至る誤嚥性肺炎まで引き起こします。
バンテリンのCMで放映されていますが、消毒しないと口の中ほど汚いところはないんです。
無口になり、顔の筋肉を動かさなくなります。
顔の筋肉を動かさないと筋肉が固まり下がり、老け顔になります。口角が下がり、怖い顔に見えてしまいます。だんだん無表情になり、コミュニケーション能力も低下します。お年寄りほど、笑顔の体操をラジオ体操のようにすべきだと思います。自分の顔は自分では見えません。顔は人の為にあるんだということを忘れないで、いい顔を作りましょう。
マスクをするかしないかは個人判断というのはいいと思います。
しかし、正しい情報が日本では伝わりにくいこともコロナ禍で学びました。
スポンサー保護なのかマスクの欠点についてマスコミはあまりふれません。
マスクという便利グッズに頼りすぎないで、鼻呼吸の素晴らしさを磨き、自然治癒力を高めましょう。
マスクは、鼻呼吸の役割を強化するウイルス対策の手段です。
目的と手段を混同してはいけません。
地球上で人類よりも長く生きてきたのがウイルスや細菌、うまく付き合って生きていきたいものです。