赤ちゃんの笑顔がすべての原点
世界でいちばんの笑顔は赤ちゃんの笑顔です。
みんな笑顔で生まれてきます。顔の作りはそれぞれ違いますが、どの赤ちゃんも素晴らしい笑顔を投げかけてくれます。しかし、生まれたての赤ちゃんの顔は、可愛いというよりもクシャクシャで猿の顔のようにも見えます。最近の赤ちゃんは、昔とくらべ整っていますが・・・。
赤ちゃんの顔を見ているうちに、素朴な疑問が湧いてきました。
人生の中で笑顔の始まりはいつからでしょうか?
そして閃いたのは、お母さんからオッパイをもらう赤ちゃんの姿でした。その時の顔の動作が、笑顔の始まりだと気付きました。赤ちゃんのオッパイを飲む時の口の両端(口角)の動きに注目してください。表情をよく観察してみると口角が笑顔の原型をしていることがわかります。お腹を空いた赤ちゃんはのオッパイを吸う力はとても強いです。まだ生まれていない胎児でも、お母さんのお腹の中で指しゃぶりをして、笑顔のウォーミングアップをしています。空腹が満たされると、今度は気持ちよく寝てしまいます。口元がピクピク動いたり、オッパイを吸いながら寝てしまいます。
そんな赤ちゃんの顔の表情が、笑顔の原点だと思います。
まさに母子一体の関係です。
オッパイを吸うことによってもたらされる母とこの快感は、笑顔を作るという顔の動きを通し、両者の絆を深めていきます。
お母さんは幸せホルモンと言われるオキシトシンという快感神経ホルモンで満たされます。
そして、大人になると様々な悩みや環境からネガティブな意識が行動を束縛し始めます。プラス意識やポジティブな発想は大切だと誰でも頭では理解していますが、大人になると行動が伴わなくなります。
というのも口角を上げるという動作によって、赤ちゃんの時に深く記憶された生命躍動の快感と幸福が自然に呼び起こされるからです。
笑顔がそれを呼び覚まし、赤ちゃんの生命が躍動的であるように、人生の活力が湧いたくるのです。
コロナ禍で学んだことは、ウイルスと戦うことではなく、共存する道を歩くことです。
自然治癒力を高め、免疫力を向上するには、赤ちゃんの生命力から学ぶ点が大きいです。
マスクの下の口角を上げるだけで、幸せのスイッチがオンになります。