生まれ変わった渋谷パルコ
昔話だが、パルコから学んだ点は多い。ファッションの鈴屋に入社し、今の自分がある。鈴屋、パルコと新宿駅ビル(ルミネエスト)が御三家だった。専門店の新しい時代をリードし、一世を風靡した懐かしさもある。バブルが弾ける前の夢のような成長のひと時。あの頃、前年比を120%以上超えるのは当たり前、前年クリアーできないお店は、問題店舗だった。
いま苦悶する小売業は、モノからコトへと唱えて久しい。パルコの勇気あるチャレンジは評価に値するが、あまり商品は売れていないようだ。リアルとバーチャルの融合型の実験はまだまだ続く。儲けの仕組みが見えてこない。パルコは情報発信基地から体験の場へ?
昔のファッション店は、新しい商品や雰囲気、カッコよさなど、店での新しい出会いにワクワクしたが、情報はすでにネットで知っているので感動は少ないようだ。店舗の役割はリアル体験か?それにしては、スタッフのノリが悪い。声や動きは小さく、おとなしい。仕事を楽しんでないようだ。笑顔も少ない。
eスポーツ、アニメ、バーチャル体験、ゲームは人気だ。リサイクルも面白い。館の中心は、洋服のファッションではない。夢の世界が無限に広がるタイムマシーンの入り口か?外人観光客の集客にはなるだろう。地下のカオス飲食街は、リアルそのもの。目新しい店はないが、集めたテナントと組み合わせが楽しめる。混沌とした店舗構成、なるほどカオスですね。しかし、管理は大丈夫かな?換気が悪くて目が痛くなった。
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