浅草の景観がどんどん崩れている。
これでいいのか!何でも売れればいいのですか?昔の長屋だった大きな土地は、同じようなホテルかマンション。マツモトキヨシが雷門の真前の人気店「どら焼き亀十」の隣に出店した。いま目立つのは、中国人向けのドラッグストアだ。
昔の浅草商店街の規制は厳しかった。40年前 ファッションの鈴屋に勤めていた時の話ですが、鈴屋が専門店リーダーとして全国で出店を加速していたころ、どうしても出店許可が出なかったのが浅草の商店街でした。最後まで大家さんが許可しなかったそうです。因みに、浅草商店街一帯の地権者は浅草寺です。厳しかったんですね。
フランスのパリ シャンゼリゼ通りの出店もこんな話があります。とんとん拍子で進んだ話ですか、最終許可がなかなか下りない。何と最終審査を決定する人は、ルーブル博物館の館長だったそうです。今は定かではありませんが、街並みやデザイン、雰囲気が守られているのは、街並みを守る中心者がいたんです。そんな仕掛けがあったのに驚きました。
京都の街並みは浅草から比べると守られています。その話を京都の人に話したら、昔は京都も浅草と同じであまり規制がなく、やりたい放題だったそうです。環境破壊に立ち上がった住民のリーダーが外人さん。彼の自然保護に対する熱意に日本人が打たれて、今の京都があるそうです。因みに、京都駅のセブンのカラーはグレーです。高さや看板規制だけでなく、かなり厳しいです。