新型コロナショック 後編
人間の感情に関わる恐るべき敵にどう対処するかを考えてみました。
まずは、安心安全の可能性のあることは実行する。
具体的には、マスクの積極的な着用です。正しく着用すること。
使用方法などにより30%ほどの効果しかないようですが、それでもしないよりした方がいいです。
僕の場合は、マスクが嫌いで普段は着用しませんが、嫌な予感がする場所、特に電車の中やホテル、密室空間、換気の悪いところ、風邪をひいていそうな人が近くにいる時など、すぐに着用します。笑顔が仕事なので、仕事上マスクは着用できません。ですから細心の注意をしています。
マスクを着用する問題点は、コミュニケーション能力の低下します。感情が伝わりにくくなること。
それと、鼻呼吸の機能が衰える可能性があります。
その2点をカバーする対策が必要です。
1、マスクを着用している時
◇声を大きく
声が小さく、聞き取れない販売員が多いです。研修で使用時と通常時の違いを体感してもらい、話し合うのが大切です。マスクを着用すると唾が飛ばなくなりますが、声も出にくくなります。大きな声を出す発声練習が必要です。
◇積極的な感情表現
・表情筋を動かす
顔が半分以上隠されてしまいます。残っている部分は、眉と目元です。フラットフェースの日本人は、目の周りに脂肪分が多くふっくらしてる分、動きにくいです。眉を積極的に上下に動かす。おでこに横ジワをつくるイメージ。おでこを上に動かして「ありがとうございます」と言う。
・おでこを出す
髪の毛でおでこを隠している人は要注意。眉が見えるところまでが許容範囲。マツコのように髪を上げる。眉尻を優しくしっかり描く。
・リアクション
人の話を聞くときは、目で聞き、耳で聞き、心で聴く・・・アイコンタクトを積極的に取り、50パーセントは相手の目を見てコミュニケーションをとる。
・ワンアクション、ワンドラマ
いつもの動作に工夫をする。例えば日本的な挨拶は、今こそ必要です。言葉が先でお辞儀が後の語先後礼の挨拶です。アイコンタクトを取りながら話す。動作に溜めをつくる。うなずき、相づちも三割り増しで。
2、マスクを着用していない時
◇顔トレ
表情筋を動かし、顔の血行を良くする顔トレを意識的に行う。わりばしストレッチやハッピー体操などを行いテンションを上げながら血行をよくし、ポジティブな心になりやすくし体調を整える。
◇笑顔呼吸
和み顔を作る
大きめの鏡に向かって、真顔のチェック。疲れは真顔の表情に出ます。怖い顔になっていませんか?冷たい顔になっていませんか?穏やかな和み顔にします。和み顔は赤ちゃんをあやす感じの表情です。多少、口元の両端(口角)が上がっています。
鼻呼吸
ストレスがたまると無意識に口呼吸になってしまいます。呼吸を整えること。基本は鼻呼吸です。口角が上がった時に鼻の穴が開き、鼻呼吸になりやすいです。穏やかな表情は鼻呼吸になりやすいです。ゆっくり5秒 鼻から吸って、ゆっくりゆっくり15秒かけて口から吐きます。呼吸に意識を向けながら、お臍近く腸を意識してみます。自然に腹式呼吸になっていると思います。
いつでもどこでも笑顔呼吸
歩いている時や座っている時でも、どんな時でも簡単にできるリラックス方が笑顔呼吸です。まずは和み顔作り。鼻から息を吸い、口からゆっくり吐く。ただそれだけです。3〜5回繰りかえし。穏やかな表情に導かれて、自然に鼻呼吸になります。
マスクでバランスの崩れた呼吸と表情をリセットします。
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親しい関係になると新型コロナウイルスが拡散します。
対人距離と感情の流れに比例して伝わる恐るべき敵。
笑顔のチカラで最大の敵とどう立ち向かうか?
どうも新型コロナウイルスは、日本的な文化や習慣が苦手なようです。日本人は、とても綺麗好き、整理整頓、挨拶、忍耐強い。
日本式のコミュニケーションは、親しき中にも礼儀あり、距離を保つ文化でした。島国ならではの閉鎖された空間や村意識。
適度な距離感を保って親しい関係を作ってきた先人たちの知恵から学ぶ点は大きいようです。
日本が世界のオアシスになる出番かも。