推薦図書「マスクをするサル」
」
正高信男著 新潮新書
笑顔ビジネスを初めて30年以上になる。
もともと日本人は、笑う際に口元を手で覆う仕草をしていた。
隠す美徳、恥じらいの仕草だ。
仕事はマスクをとることから始まった。
結果、笑顔の素敵な会社や組織は、マスク着用率が減った。
手で口元を隠さなくなった。歯を出して笑え日本人!
ある意味で、日本文化を壊してきた。
そして、コロナ禍。
一瞬でリバウンド。マスク着用は、当たり前になり、受け入れざるを得ない社会現象になった。
しかし、誰もが顔の半分以上を隠すという習慣は、
人間関係の認知度とコミュニケーション、免疫力を大きく変えてしまうかもしれない。
著者曰く、マスクは人類史上、パンツに匹敵する行動変容をもたらすのか?
幅広い視点から考えるポストコロナ文化論である。
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