■スマイルキャンペーン 1
上野多慶屋の「笑いのマスク」がテレビで話題である。
あえて「笑顔のマスク」とは言わない!
多慶屋のスマイルキャンペーンを現場調査した。
「笑いのマスク」を「笑顔のマスク」に変える笑顔化作戦を提案をしたい。


はじめに
私のような昔から下町に住んでいる人は、多慶屋を知らない人はいないだろう。
下町では有名な店だ。50年以上のお付き合い。今でも我が家はお得意様である。 もともとのルーツは、質屋であった。
高度成長を背景に、質流れの高級品が豊富にあり、見るだけでも夢があり、本物と触れ合え楽しかった。
百貨店で売っている有名ブランドや高級品を飛び切り安く販売していた。
百貨店全盛期にディスカウントの多慶屋として一つの時代を作った。
百貨店で売っている高級品が信じられない値段で安かった。あの感動は忘れられない。
その後、百貨店と同じように、時代の風に乗り遅れて迷走。
大手家電メーカーや通販、ECに価格競争に敗れ、ディスカウント タケヤ 紫色の殿堂も色あせていった。
こだわり続けてきた現金主義もなくなり、カードが使えるようになった。
昔ながらのベテラン社員と取引先、地元持ち家の小金持ちの年配客が支えていた。
そして、経営者は倅へバトンがつながり、現在の社長が登場する。
売り場改革は進み、商品は絞り込まれ、高級品や質流れ品も店頭から消え、総合ディスカウントセンターとして大型化した。
見やすくきれいな売り場になったが、タケヤらしさも消えた。競争力が失われて現在にいたる。
タケヤらしさは、いまのドンキのイメージに似ている。ドンキは見にくく、選びにくく、買いにくいを長所としてドンキらしさとして進化させた。
タケヤは独自路線でなく、マニュアルし従来の百貨店スタイルを目指したようだ。
タケヤらしさとは何か? まだ見えていないようだ。
安さだけで怖いもの知らずで成長してきた会社の不幸が待っていた。
上野駅前出店の失敗、近くの秋葉原にできたヨドバシカメラの影響も大きいだろう。
いま、コロナ禍に本館前に大型のタケヤビルを建築中。
その多慶屋が久々にマスコミの注目を浴びている。
【 続く 】