コロナ禍を救う「江戸の繁盛しぐさ」

コロナ禍を救う「江戸の繁盛しぐさ」

日本人は笑顔が苦手だが、ソーシャルディスタンスは得意な国である。

日本の文化と日本人気質が関係している。その長所を生かし世界に貢献できないだろうか?
日本の素晴らしい文化、先人たちの知恵と躾を学ぶべきだと思う。

いま、レストランに行くと、「黙食」のポスターが目に止まる。

しかし、言葉だけが先行し行動につながらない。楽しい食事には会話が弾んでしまう。お酒が入ると声も自然と大きくなってしまう。黙食とは、食事中の会話が飛沫感染のリスクになるので、食事中は無言で食べること。昔の食事は、無言で食べるのが一般的だった。携帯やテレビのない時代の戦前までは、携帯やテレビなど見ながらの食事などは、厳禁であっただろう。温泉に行くと、沐浴ではなく黙浴のポスターが目立った。黙浴という造語は、入浴は無言でという意味である。最近は、マスコミ受けする言葉遊びが目立つようだ。

コロナ禍の一年、抽象的で意欲論のスローガン、先の見えない方針に振り回される続けている。

真面目な日本人は疲れた。世の中全体がネガティブになり、ダメ、ダメ、ダメばかりで暗いニュースも多い。マスコミが作ったコロナ用語、三密とアベのマスクが代表作だろうが、今では、あまり新鮮さを感じなくなった。次第に事実が見えてきたが、政府はコロナ対策をかけ間違ってしまったようだ。

古くから伝わる日本文化は、もともと三密を好まなかった。

ながら族を禁止し、間を大切にしながらコミュニケーションをとり生活していた。挨拶は、親しい仲でも礼儀あり。距離を保って、立ち止まって礼。敗戦後、〜しながらが当たり前になってしまったが、僕の子供の頃には、テレビを見ながら食事をするなと躾られた記憶がある。黙食などという言葉よりも、黙って食事をするのは、日本のもてなし文化の当たり前の姿であった。昔が良いか悪いは別として、感染対策には、昔の躾は効果あり。いい事は復活すればいい。この機会に、昔の躾を学ぶのも大切なことだと思うのだが。
コロナとの戦いが戦争なら、いまの日本は敗戦国。完敗した。海外の評価もコロナ対応は先進国の中で最悪のレベル。ワクチン普及率も100位にも入らない。いつの間にか日本は政策不在で中心者なき国家。確固たる信念のない国になってた。アメリカ頼みの優柔不断国家になってしまっていた。これでいいのか日本人と自問する。

黙×××を唱えるだけでは、世の中暗くなるだけ。

正しい情報を国民に伝え、政治家や官僚は猛反省すべきである。誰も体験したことのないコロナ対応、慎重に考えるだけでは解決しない。
具体的な行動をとりながら考える勇気が欲しい。リスクもあるだろう。コロナ禍の克服は、ワクチン、PCR検査、非接触の三本柱である。そのバランスをどうとるか?役所ができないなら、成功事例に懸賞金をつけて国民の知恵を集めた方がいい。

日本は、優秀な人材と企業の宝庫だ。

もっと民間人を活用すればいいと思う。海外から女性の活用を言われているが、その前に若手の活用を支援すべきだと思う。国民が元気になるような夢や方針を語れないような年寄り政治家は去れ。批判するだけで、具体的な政策のない野党もいらない。子供が駄々をこねているようにしか見えない。

昨年度の死亡者数が約9373名も減っている。

驚きの素晴らしいデータだが、マスコミからポジティブな情報は伝わりにくい。いい点も共有すべきだと思う。
何故、日本人は死亡者数が少ないのか?仮説検証し、世界に発信して欲しい。東京オリンピックは、日本らしさをP Rするチャンスであるはずだ。
日本のおもてなし文化が世界を救う!感染者数より死亡者数が大事である。

ウイルスの歴史は常に新型に変化するもの。

不安を煽り、悪い情報だけを拡散するのでなく、努力の成果も共有しよう。良い点は、日本人の真面目な性格と行動力。自然と共存してきた過去の事実と生活の工夫、先人の知恵から学ぶ事も大いにある。
いま300年続いた江戸っ子の生き様が書かれた本を読み返している。
「江戸の繁盛しぐさ」日本経済新聞社 利き書き 越川禮子。
コロナ禍を救う日本人の知恵袋、300年続いた町人を中心に江戸の繁盛しぐさは面白い。

笑顔アメニティ研究所 門川義彦







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門川義彦 株式会社笑顔アメニティ研究所 代表取締役 笑顔コンサルタント。1974年、明治学院大学経済学部卒業、大手アパレルメーカー鈴屋で地区エデュケーター、玉川高島屋店長、ファッションビジネススクール事務局長、営業本部販売ディレクターを経て、89年に笑顔コンサルタントとして独立。今までに全国の小売業、製造業、運輸業、行政・公的機関など100,000人、800社以上に笑顔研修を行う。国内経済誌紙はもとより、ロサンゼルスタイムズ紙は一面で、英国BBC放送では度々、世界で唯一人の笑顔コンサルタントとして紹介される。著書に、新刊「かんんたん笑顔呼吸」「売上がぐんぐん伸びる“笑顔”の法則」「笑顔のチカラ」「頭のいい人より感じがいい人」他、ビデオに「売上を伸ばす 門川式 笑顔のチカラ」他。TV、雑誌等メディア出演多数。・2008年~2010年 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科兼任講師・2016年~ 2020年獨協大学 全学総合講座「笑顔のチカラ」ゲスト講師