オリンピックボランティア研修
埼玉県の2020年オリンピックパラリンピックのボランティアの方々に笑顔研修を行いました。
6つの会場に分かれて、ボランティアの方が自由に選べる研修、1時間のミニ笑顔研修を2回実施。選択型はとても面白い取り組みです。お会場はウェスタ川越の大会場。お陰様で約400名満席です。寒い雨の中、参加いただきありがたいですね。
受講生の反応はとても良かったですが、始まりの表情はかなり固い。僕が一番楽しんだかもしれませんが、歌や踊りはありませんが笑顔のライブ研修は盛り上がります。10分に一回は笑顔のワーク。だんだん会場は盛り上がり、心も体もポッカポカ。熱いです。もっとリラックス、もっとエンジョイ!
日本人は、笑うことはできても笑顔は苦手。集団でミラーニューロンを使って笑いを伝染させるのはうまいです。しかし、笑顔ではない。笑顔は一人一人の個性。人と比較しない自己主張、周りを意識しない感情の発露。「おもてなし」の意味も外人さんの期待するイメージと日本人のサービス観に違いがあります。日本の場合、縦割り文化から生まれた「お客様は神様」的なお作法が基本、CAやホテルなどマニュアル化しやすい仕事には向いています。しかし、外人さんが期待するのは、過剰なもてなしサービスではなく「笑顔=もてなし+フレンドリー」です。もっと自分でテンション上げて、自らが楽しむノリがないとボランティアは務まりません。頑張ることは大切ですが、それだけではダメです。
いま、日本人の表情も大きく変わろうとしています。かしこまったもてなし型からフレンドリーの笑顔へ。ラクビーのW杯の日本開催の影響は大きかった。今回の受講生は、ラクビーのボランティアをされていた方も多くいらっしゃいました。その活動を通し、気楽で気さくなフレンドリー、マニュアルの超えた笑顔の大切さを体感されています。日本の「おもてなし」に「フレンドリー」が加わった混合型です。その変化の風をボランティアの方々は感じていたようです。2020年オリンピックパラリンピックに期待したいです。令和の風は「笑顔」から・・・。