たかが笑顔、されど笑顔
昔から「笑う門には、福来る」と言われていますが、現代社会「笑い」が氾濫している割には、福がやってきているようには思えません。コロナ禍でさらに暗いムードが漂っています。
笑顔の会社をつくって30年が経過しました。はじめは、笑顔をつくるのにお金をかけるのは、バカバカしいと思っていた人が多くいました。今でも本音はそうかも知れません。しかし、水も昔はお金を払って買おうとは思わなかったはずです。
笑顔は、水と同じくらい大切な人間関係の潤滑油です。今、ストレスが一杯の世の中、情報の洪水の中で笑顔の大切さに誰もが気付きはじめました。笑顔を通していろんな良いことがつながってくるからです。笑いのない人はいません。しかし、自分の心を開いて笑顔を投げかけることのできる人は少ないです。
「あなたの笑顔は、間違っていませんか」私は、「笑い」と「笑顔」を区別して考えています。笑いは、本能であり「おかしい」「楽しい」など個人的な感情が形になって表れたものです。つまりテレビを見ながら、たった一人でも笑うことができます。それに対して笑顔は、他人との正常なコミュニケーションを行うための、極めて社交的な役割をになっています。
笑顔とは、嬉しかったり、楽しかったりしている心を言葉を使わないで人から人に伝えます。笑顔を通していろんな人と出会いたい。そして、いろんな良いものをつなげていきたいと考えます。しかし、笑顔が大切だとわかっていてもなかなか出来ないのが現実です。
笑顔を意識して撮った免許証の写真が、指名手配のような悪人顔になってしまった経験はありませんか。真剣な顔は怖い顔に伝わったり、無表情の顔ほど冷たく見えたりします。マスクをつけると、さらに笑顔のつもりでも笑顔はなかなか伝わりません。笑顔づくりは技術です。技術ですから誰でも訓練しだいで簡単にできます。
笑顔は、とても大きな力をもっています。
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