公開授業に参加して
コロナ禍で失われた大切なこと
孫の公開授業に参加しました。小学三年生のクラスで、1クラス約30名の3クラスがありました。参加した主な目的は、孫の元気な姿を見ることです。
また、学校がアフターコロナの課題を克服しているか、子供たちが明るく元気に学校生活を楽しんでいるかを確認したかったからです。学校はいつの時代も元気が似合います。実際、観ているだけで元気をもらいました。ありがとうございます。
授業のテーマは「決まりは何のためにあるのか」を皆が考え発表するものでした。3クラスともテーマは同じでも、授業のプロセスは先生方に任せられており、どのクラスも楽しく盛り上がっていました。
【感想】良い点と悪い点
良い点は、
先生の個性が生かされているのは素晴らしいことです。3人の先生方がしっかりコミュニケーションを取り、子供たちの意見や個性を引き出していました。
基本的な挨拶の仕方、特に大きな声で返事をすることや手の上げ方はキビキビとした動きで好印象、よく訓練もされておりました。先生方のプレゼン能力も高かったです。
悪い点は、
コロナ禍で失われたコミュニケーション能力が修正されていないことが気になりました。具体的には、マスクをした生徒が一クラスに8〜10名いました。
マスクをしていると声が小さくなり、相手に聞き取りにくくなります。表情もわかりにくくなるため、話す時はマスクを取るか、声や表情を大きくする工夫が必要です。先生は聞きにくいと感じたら、具体的に子供たちに伝えるべきです。
授業の始まりと終わりの挨拶は大きな声で良いのですが、今の時代にはアイコンタクトも教えるべきです。誰に向かって挨拶しているのかわからず、目が泳いでいます。先生もアイコンタクトをしっかり取りながら、授業を進行すべきです。
コミュニケーションで重要なのは、不快な情報ほど強く、深く、早く伝わることです。今の時代、情報の洪水の中で生きることはネガティブな心になりやすく、マスクをすると不快な気持ちになりやすいです。
意識しないと快感は伝わりにくいので、もっと快感神経を鍛える必要があります。その為、自らテンションを上げ、小さなことでも大きく喜ぶことが大切です。
AIの頭脳は進化が止まりません。大切なのは、人間力を磨くこと。AIと共存する時代は、頭が良いよりも感じの良い人が幸せになります。一人ひとりの個性を引き出し、人間らしさを教えて欲しい。
【提案】喜怒哀楽ゲーム
私が開発した感受性訓練「喜怒哀楽ゲーム」を紹介します。マスクをして無言で目だけで喜怒哀楽の感情を伝えるゲームです。
コロナ禍のマスク着用は感情の関わり合いが鈍感になっていますが、このゲームを通じて不快な感情が伝わりやすいことに気づいてもらいたい。マスク着用が当たり前の時代になりましたが、その使用上の注意を教えてやってほしいです。
「喜怒哀楽ゲーム」の詳細は、笑顔アメニティ研究所のホームページとFacebookで近々公開予定ですので、ご活用ください。