【ハッピー笑顔塾】 嘘と本当の笑いの見分け方
顔はけっこう嘘をつきます。
楽しい時や気分のいい時は、誰でも自然に笑顔になります。しかし、現代はストレスが一杯の社会で生活しています。楽しい時間は一日にどれくらいあるのでしょうか。顔で笑って心で泣いて・・・本当は怒っているのに笑ってごまかしたり、面白くないのに仕方なく笑ったりします。
人の本当の心を知ることができたら、生きていく上で便利ではないですか？実は、顔の表情の微妙な変化でそれを見抜き事ができるのです。
NTTコミュニケーション科学研究所が、自然な笑いや喜んで笑う（快の笑い）と嘲笑や苦笑などの（不快の笑い）、そして営業用の笑い（社交辞令の笑い）の３種類に分類し、見抜く方法をすでに発表しています。
開始から終了まで１秒足らずの笑いであっても、それぞれの目と口の動きには、明確な時間差がでてきます。
コンピュータグラフィックスで顔が笑うプロセスの動画をつくり、目と口が動くタイミングや表情の変化を分析しています。
・快の笑いは、口が動きて目が後から動きます。口から先に動くのは言葉との関係、人間が本当におかしい時は。笑い声がでやすい。
・不快の笑いは、目が先に動き、その動きが止まった後に口が動き始めます。
相手のニコニコ顔の合間に目が先に動く笑いがあったら、その話題に乗れてない、目が先に動いたら気をつける。
・社交辞令の笑いは、目と口がほぼ同時に動き始め、目の動きが終わった後に口の動きが完了します。
この笑いのほとんどは作り笑い、愛想笑い、ごまかし笑いといったのので不自然な笑いです。
アメリカの表情分析学のエクマン教授によると、嘘の笑いは、自然な笑いに比べて左右非対称であり、口の動きがおもで目の周りの筋肉の動きがない。また、嘘の笑いは、消えるときに不自然に見えると分析しています。さらに個人差はあるが、右側の顔でつくった表情よりも左側で作った表情の方が感情が強く出ると指摘しています。
たった一秒の笑いのプロセスでも、その意味するところはいろいろあります。
【笑顔の法則】
顔はけっこう嘘をつく
