笑顔の法則⑳
WBC野球から学ぼう元気の出し方
WBC野球を連日観戦しています。終わってみれば、中国、韓国 、オーストラリアを8-1. 13-4. 7-1。
楽勝のようですが、チームが一つになり、猛攻につながり、大量得点の結果につながる流れからいろいろ学ぶ点が多い、運まで味方しています。
元気が一番ですね。
チームに大リーグ組が加わりチームが生まれ変わりました。誰からも愛される大谷選手の心の強さと技は別格に素晴らしい。
大谷選手の異次元の能力には、驚きの連続です。そして、チャンスに強い吉田選手、ベテランのダルビッシュ選手の存在感も大きい。
僕が特筆したいのは、ラーズ・ヌートバー選手の笑顔と元気だ。
彼はまさに一番バッターの斬り込み隊長。まったく無名の選手が、あっという間にチームと観客の心を鷲掴みにしてしまった。ヌートバー選手の愛称たっちゃん。日本チームは、全員たっちゃんTシャツを着て、彼を迎え入れた。チームづくりの仕掛けがズバリ的中。彼はその流れに乗り、しっかりと結果も出した。シャイな日本人選手の心を掴んだペッパーミルのパフォーマンス・・。
いま、元気のない世の中。真面目に一生懸命に頑張る日本人。スポーツ観戦やコンサートなど集団の中では、別人のようにテンションがあがるが、一人になると暗くなる。マニュアル行動は得意だが、自由な行動が苦手な日本人。
最近は、「頑張って」より「楽しもう」とエールを送る人が増えましたが、不振の村神さまを見ていても、わかっていてもあの環境の中でリラックスすることは、かなり難しいです。昔のWBCの試合でイチロー選手の苦悶を思い出しました。
ヌートバー選手の人気はうなぎ登り。彼は日本人とアメリカ人のハーフ。明るい日本人のお母さんの性格を引き継いでいるようですね。
日本とアメリカの国民性の良い面が出ているようだ。日本人の集団に適応する真面目さ謙虚さ。外人特有の自己主張と笑顔のパフォーマンスなど。
当然、実力が伴ってのことですが、彼の笑顔と人の心を掴むコミュニケーション技術、チームを元気にするメンタルの技術に注目したい。