【販売員】新接客法「マスク笑顔」の作り方
顔の半分以上を隠すマスク着用が当たり前の時代になりました。
店を巡回すると販売員のレベルは急降下。日常業務に追われて店に楽しさや笑顔が感じられません。ファッションは心のときめきです。
どこへ消えてしまったのか?
このままだと、店頭販売はネット販売が中心になり、近い将来 販売員はいらなくなります。
マスクして笑顔を伝えるのは、難しいんです。いま、YouTubeで販売員の笑顔の作り方をみていると、間違った指導が多いです。
表情の伝わりにくいマスク着用だからこそ、正しい知識と技術でお客様を笑顔にしましょう。
『マスク笑顔の作り方』
1、目元表情は、動きにくい
マスクするとお客様から見えるのは目元だけ、だから目元を笑顔にする作り方を指導している会社が多いようです。
顔の表情筋について知る必要があります。お辞儀の角度を指導するように目元を教えていますが、間違いです。顔の筋肉の特性は特別です。
顔の筋肉には、2種類あります。随意筋は、お辞儀で使う筋肉。手や足など鍛えれば強くなります。疲れたら活動を中止し、休めます。
もう一つは、不随意筋です。心臓や内臓などの筋肉です。生まれた時から休むことなく動きつづけます。自律神経が優位にコントロールしています。
表情筋は、他の身体の筋肉と違います。縦横斜め複雑に絡み合い、随意筋と不随意筋が一緒に活動しています。
顔は魚のエラの部分が進化したもので、その特徴は、呼吸筋と似ています。呼吸は、自然に吸ったり吐いたり、自分の意思で吸ったり吐いたりできますが、自分の意思で息を止め続け自殺した人はいません。無理に笑顔を作ろうとすると顔がひきつったり、震えたりします。
特に目元の筋肉はコントロールしにくいです。
自律神経でコントロールされています。目の機能は、脳が飛び出した部位と知るべし。
2、目元を動かすには口角を上げる
顔の筋肉は縦横斜め、複雑に絡み合い繋がっています。顔の彫りが深くウインクする民族と比べ、日本人はフラットフェースで平らな顔です。しっかり動かさなければいけません。マスクしてお客様から見えないからと目元だけ動かすのは不可能です。
マスクの下の口角をマスクを外していた時の三倍動かして、やっと普通の笑顔です。
歯にコンプレックスのある人は、この機会に歯医者に行かれることをお勧めします。
口元を上げると頬骨があがり、眉が上がり、目が細くなり、目尻が下がり優しい笑顔になります。表情筋の固い人は、マスクの下の歯を出すと動きやすくなります。
顔トレ「わりばしストレッチ」の詳細は、YouTube笑顔の楽校 動画を見てください。チャンネル登録もよろしくお願いします。
3、アイコンタクトがあるから笑顔
笑顔セミナーは楽しいライブ研修です。いま出来ないのは残念ですが、始まりはスマイル握手です。2組になり、お互いむかいあった相手と挨拶から始まります。その時、握手してもらいます。
スマイルの国と日本人の決定的な違いは、アイコンタクトができない、伏し目がちの国なんです。日本人の目線は、握手する手に向き、目線が合いません。外人さんは、100% アイコンタクトをとります。後で調べてわかったんですが、小さい時から両親や学校の先生か、アイコンタクトを無意識にできるまで繰り返し指導していました。
アイコンタクトのない笑顔は存在しないのです。
笑顔コンサル30年、アイコンタクトを指導し続けていますが、まだ道半ば、アイコンタクトの言葉だけは広がりましたが、まだまだ日本人は苦手です。伏し目がちの日本人は、スマイルの国からアイコンタクトの大切さを学ぶべきです。
マスクしてお客様と親しい関係をつくる笑顔作りで一番大切な技術が、アイコンタクトです。
マスク着用したら三倍アイコンタクトを増やす事です。
優しくアイコンタクトできると、目が合うと快感神経に作用し、テンションが上がってきちゃいます。
販売員の仕事はお客様と親しくなること。親しい関係は、アイコンタクトの数と時間が増えます。嫌いな人は、目を避けます。
アイコンタクト笑顔が売り場を漂います。
昔、ルミネのロープレ大会 ルミネスト大会決勝をオムロンさんの協力でスマイルスキャンで笑顔時間を測定しました。笑顔とは、お客様とアイコンタクトある笑顔の状態です。その年の審査員と観客の心を鷲掴みにしゴールドに輝いた優勝者は、接客時間の73%をお客様とアイコンタクトをとっていました。
いま、お店を巡回すると・・残念ながら入店したお客様にも気づきません。気づかないのに売れるはずありませんね。
いま、コロナ禍で必要なのは、アイコンタクト笑顔運動です。。
お店は、早く気づいてゆっくりアプローチです。
お客様と笑顔の華を咲かせましょう。販売員の仕事は素晴らしい!
🔳YouTube【笑顔の楽校】開講
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